- 本番は緊張と不安ばかり
- 緊張に弱い
- 本番を楽しみたい
このようなお悩みをお持ちの方の為に、
- 音楽高校、音楽大学を卒業した私が、
- 本番を楽しむための3つのポイント
をご紹介します。
本番を想像しながら練習する
これは本番での緊張を和らげるための練習です。
想像するのは弾いているときだけではなく、舞台に出る前〜退場までをノンストップでイメージします。
本番の会場ならではの独特の静けさ、空気を想像するだけで少し緊張します。
これを繰り返し行うことで、緊張することに慣れていき、実際の本番で適度な緊張感で演奏することができます。
またこの練習は、
- 音が出せない環境(ピアノが弾けない時間や電車など)でできる
- 暗譜の練習にもなる※
といったメリットがあります。
※暗譜の練習になる理由は、下記リンク先の暗譜練習記事の「4.頭の中で演奏する」をご参照ください。
【ピアノ練習方法】4つの暗譜練習
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深呼吸をする
これは本番直前に行います。
深呼吸をすると、心が落ち着きます。
ひとりになれる化粧室や舞台裏で、
- 目を閉じて、
- ゆっっくり吸ってお腹まで空気を持っていき、
- ゆっっくりお腹にある空気を吐く
というのを、
他のことは考えず呼吸をすることだけに集中して、何回か繰り返します。
指を動かすことよりも音を聴くこと
これは本番の時に心がけることです。
音をよく聴くことで、
- ミスタッチが減る
- 焦った演奏にならない
などの効果があります。
■ミスタッチが減る
本番はやり直すことができないので、ミスタッチすることを恐れてしまい、手指に集中してしまいがちです。
しかし耳で音を聴くことを心掛けた方が、「間違えないように」と考えているときよりも身体がガチガチに固まらず、自然とミスタッチが減ります。
■焦った演奏にならない
音の響きをよく聴きながら演奏することで、緊張して心臓の動きが速くなっていても、演奏が速くなってしまうことを防げます。
最後に
本番は練習のようにやり直すことができないため、誰でも緊張はします。
しかし、それに呑まれないように、準備をすることはできます。
程よい緊張感が本番ならではの素晴らしい演奏を生み出します。
また「本番」と言っても、様々な状況がありますが、
- 他人に聴いてもらえる
- 大きなホールで大きなピアノを弾く
- 普段お目にかかれないような高級なピアノを弾く
など、普段はできない経験ができる貴重な場所でもあります。
ご紹介した3つのポイントを押さえて、貴重な機会を楽しみましょう!
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